2012/07/13

ピンポーン。


久しぶりにバスに乗った。
バスは都市高速を降り、下車するバス停が近づいてきたが疎らな車内は誰も降りる気配はない。
そういえばバスには年に数回乗るが、降車ベルを押した記憶は遥か遠い昔まで遡らなければない。バス停まであと200メートル、意を決してボタンを押した。
「はい、停車しまーす。」と運転手。
おそらく10年以上振りに押したボタン、その瞬間体中に軽く何かが走った。
降車ベルは想像以上に反発力があり、たぶんそれが快感だった。
技術の進歩でソフトタッチのボタンや画面タッチが増えているからだろうか、最近ではなかなか味わうことのない感触。
例えるなら、甘噛みをした時のような気持ち良さ。かな

2012/06/21

地球3周


キミと約8年前にパートナーになってから今日までに僕は4つの商売を始め、
そのうち3つを辞めた。
彼女は4人かわったし、数えきれないほど病院にもかかり、食べる量もかなり減った。
しかしキミは走ることに全てを注ぎ、僕に一途で大した病気にもかからなかった。
あえてキミの不満を挙げるとすれば、相変わらずよく食べることくらい。
ただ僕もレギュラーしかあげていないので、キミからしたらお互い様というところか。
そんなキミと僕の記念すべき到達点が、いや通過点が今朝訪れた。
走行距離111,111㎞、もう少しで地球3周。
まだまだ僕たちの旅は続くので「ありがとう」はゴールのときに。

2012/05/23

影


「最近店の裏口で気配を感じるんです・・・」
アルバイトA子がそんなことを言うので
ブラインドをそっと開けてみると
「ニャー」とも鳴かず、ただじっと僕を見つめる影。
5分後にまた覗いてみても同じ姿勢。
今日はソーセージ2本でお引き取りねがいました。